育児を日々頑張っていると、中々自分の時間を取れないというジレンマに陥ります。
更に共働きということになれば、更に自分自身の時間を取れないという悪循環になっています。
直近の報告では、日本における共働き世帯の数は年々増加し、とんでもない数の世帯が共働きで家計を支えるという構図になっています。

いやね~。子どものメンタルヘルスもそうなのですが、大人においても夫婦で支え合わないと、そもそも夫婦のメンタルヘルスを支えるのも困難な時代になってきているという状況です。
親にとって最も辛いのはなにか?それは「可処分時間の確保」となっています。

最も稼ぎ頭の20~40代はほぼ一日を仕事と家事で費やしてしまっているという状況。こんな状況では、自分のために気持ちを整える時間はおろか、健康を維持する時間を確保するのすら困難。さらに就学前のお子さんを育てている世帯は、睡眠時間を確保するのも大変なので親の心身共にかなり心配せざるを得ない状況です。
さらに、育児そのものが親の心身を蝕む原因になっていたりするので、こりゃ大変。

などなど色々あるわけです。子育て世帯の苦悩は・・・。
というわけで、こんな大変な育児家事を回しつつも、自身のメンタルヘルスケアを保つには一体何が有用なのか?一体どうしたら良いのか?ということがよく話題になります。

海外の報告では、運動がメンタルヘルスと幸福感に重要であるということを述べているものがあります。過去30年に渡る1000以上の研究をレビューした報告では、身体活動や運動とメンタルヘルスの維持は90%近くの相関があったということがわかっています。特にCOVID-19環境下では、メンタルヘルス悪化の極地下で育児家事をやっていました。その際に受けたダメージから回避するためにも運動が重要であるということは世界のコンセンサスです。
国内における報告でも、メンタルヘルスの悪化に伴う「うつ病」予防には「少しの身体活動でも、何もしないよりは良い」ということを述べていたりします。【引用】https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/report_pdf/202009034A-buntan19_0.pdf
一方で、5歳以下の子どもが二人以上いる家庭では、子どもがいない人や子どもが1人しかいない家庭に比べて、1週間の活発な運動時間が80分少なかったという報告もあったりします。

そりゃそうですよね。これだけ忙しい環境であれば、ジムワークやジョギング・ランニングに費やす時間なんて取れないのが現状です。それに子どもが多いとさらにカオスな状況となり、自分時間を確保するのも困難です。
じゃあ、どうやってこの状況下で運動する時間を確保するのか?
そのためには育児の場を筋トレの場に転換するしか無い!
という発想のもとで、すでにみなさんも取り組んであるであろう「育児の場を筋トレの場」を割りと真面目にゆるふわで考えてみたいと思います。
※注意 この記事はネタ要素満載ですので、生暖かい目で見てやってくださいネ゙
スクワット式おもちゃ拾い

✅散らかった部屋の片付けは腰から曲げるのではなく、膝を曲げてその場でおもちゃを拾うスクワット式おもちゃ拾いを!
ついつい腰を曲げて物を拾うことが習慣化してしまっているかと思います。これは逆に腰を痛める事になってしまいます。またせっかくの屈伸活動の機会なのであれば、その場でしっかりとお尻を落とす動作でおもちゃを拾うことは、スクワットをしながらおもちゃを拾う行動となり「深いスクワット」にも繋がります。
さらにスクワット式おもちゃ拾い時に、もう一方の手にバーベルを持っておくと更に玄人的な筋トレも可能になります。(片付けの効率は落ちるかもしれませんが)
さらにおもちゃを拾うたびにその場でスクワットを5回するという難易度を変えることも可能かもしれません。そうするととんでもない運動量となり、部屋が片付くときにはジムワークを超える活動ができることにもなるでしょう
子どもホールド寝技トレーニング

✅夏場、子どもの肌に日焼け止めを塗る際に、子どもを動かないようにして塗る習慣は持久力と反射神経を鍛える
子どもは体に日焼け止めクリームを塗られるのを嫌がる傾向があります。その度に子供はなんとかその場を逃れようとします。それをうまく子どもを絡め取って、手際よくクリームを塗ったりする事は反射神経や、子どもの行動予測やピンポイントで抑え込む寝技のようなスキルも必要になるかも?
これは子どもが予防接種の注射を打つ時や、喉の検査をしたり、鼻の奥を調べる(スワブ取り)時に子どもを抑え込む際の瞬発力や力加減なども問われます。意外と逃げようとする子どもの力は強力ですので、それを止める際の力はかなり瞬発筋を鍛えるきっかけになるかもしれません😁
羊を追う狼ダッシュ

✅遊び場は見守るのではなく、子どもを追いかけ回す(おにごっこ)※大変だが、大人にとってもかなりの運動量となる
子どもと遊ぶ時は全力で!つかの間の休みに子どもを講演や草原で遊ばせることも多いでしょう。そのときには親も全力疾走で子どもを追いかけてあげましょう。改めて親の恐ろしさを子どもも感じるとともに、時分の楽しいことに全力で寄り添ってくれる親に感謝を感じることでしょう。遊びは単なる遊びにあらず。そうあたかも狼が追う羊のように狙いを定め、子どもをマジで追いかける。明日から、色々と子どもも言うことを聞いてくれるようになる・・・かも?
バーベルショッピング

✅買い出しの際はカートを使わずに手でかごを持って買い物をする
かなりのタフさを要求されるこの鍛錬。普通ならば買い込みの際はカートを使うのが当たり前の中、敢えてかごを手に抱えて食材買い込みを行う。鍛錬をしつつも、その週の献立を考えながら、計画的に食材を選ぶ・・・。まさに脳と筋肉をフル活用するトレーニング方法。買い込む量が多ければ多いほど、そのスーパーでの注目度の高さは間違いなし。
あまりのインパクトっぷりにスーパー側も割引シールを貼ってくれる可能性が上がるかも?(おひねり)
アクシデントダッシュ
✅子どもの不注意防止(道で急に走る子を止めたり、危険行為の防止)※反射神経や瞬発力の向上

子供の予測不可能な動きは、親をいつも戸惑わせます。子どもの危険を察知した歳の親の行動の速さや力の発揮はまさに火事場の●●力!。自分自身でも自覚していないほどの力を発揮します。
その際に出された力はまさに筋肉に対してもかなりの過負荷をかけます。アクシデントが起ころうとする際の危険察知から行動を移す際は、様々なリミッターが解除され、自覚する以上の速度で子どもを助ける行動を取ります。
アクシデントが終わった後に多少の体の異常は感じるかもしれませんが、子どもが無事であれば何よりです。そして何よりもその際のトレーニング効果は半端ないものが予想されます(こうならないように予防するのが普通ですが)
子供の見本となる姿勢トレーニング

✅姿勢保持(腹筋と背筋)子どもに正しい姿勢でご飯を食べる見本としてイスにもたれかからずに食事を摂る
もはや空気椅子の世界を彷彿とさせるかのような凛とした姿勢保持。子どもに見本を見せるためにも親は、その姿勢を維持しなければならない。この姿勢をキープするにはよほどの背筋と腹筋を働かさないといけない。子どももその鬼気迫る雰囲気を目の当たりにすると、姿勢を保持せざるを得ない。そういうオーラを醸し出すことにもなり、情操教育はもちろん、自分自身の背筋、腹筋、内転筋などをフル活用できます。座りながら行える筋トレ。これは効果が絶大かも?
上腕二頭筋強化トレ

✅暴れる子どもを高い高いして泣き止ませる筋トレ
子どもは高い高いすると気持ちをリセットしやすいと言われています。これは親にとっても相当なトレーニングに。もちろん子どもの年齢と程度は各々で調整してください。ただ、下手なダンベルトレーニングをするよりも、うまく上腕二頭筋で高い高いをしてあげると局所トレーニングとしても有用です。これで子どもも泣き止んでくれるとさらに効果的ですね。
ダンベル抱っこトレーニング

✅嫌がっている子を抱っこしてお風呂や寝室に連れて行くのもダンベルトレーニングみたいなもの
よくあるシーンかと思いますが、子どもが癇癪を起こしている時にあやしてあげるという行為とそれを抱っこして歩きまわる、階段の上り下りをするというのは結構な筋力を使います。特に駄々っ子の場合は抱っこして次のアクションを取らせることも多いのではないでしょうか?あまりやりすぎると過保護になってしまいますが、子供の癇癪に対して対応する一環でこの期間限定の筋トレも試して視る勝ちはあるかもしれません
つかの間の休息 それも家事だった

✅洗濯物たたみストレッチ。洗濯物を畳んでいるときが一番のクールダウンだったりします
洗濯物たたみの際は座位の状況なので、うまくストレッチを重ねてリフレッシュタイムとして使いたいものです。普段追われている家事の中で、実は洗濯物たたみの時間が一番リラックスタイムだった・・・。そう感じる方も多いのではないでしょうか?
クッキングスクワット

✅キッチンスクワット(1品作ったらスクワット10回)
画像のように調理中はキントレしないようにお願いします。事故のもとになります💦一品出来上がって、ホッとした際にスクワットを重ねてリフレッシュ。5品作るなら50回・・・。中々の効果が期待できそうですね
日本の伝統芸能雑巾がけトレ

✅部屋の雑巾がけ(なにげに腹筋と脚力を使う)
今の時代はフローリングの家庭も多いので、クイックルワイバーなどで掃除する機会も多いかと思います。できれば、直に雑巾がけであればなおのこと腹筋と脚力を使うことになるので、ご自宅で雑巾がけするのもかなりのトレーニングになるかと思います。しかしなんででしょうね?子どもの時は学校で雑巾がけに慣れていたのに、加齢とともに凄まじくしんどく感じます・・・。
まとめ
いかがだったでしょうか?もはやネタでしか無いようなものではありましたが、最後までお読み頂きありがとうございます。
ただ日々の家事育児を筋トレに変えるという意識さえあれば、一つ一つのアクションで筋肉を意識することになりますので良いトレーニング効果を得ることができるかもしれません。
中々まとまった時間が取れないのが共働きかつ子育て世帯の辛いところ。一つの動作に複数の目的を込めることができたならばかなりの効率化も生まれるかもしれません。育児しつつも家事を回し、それをトレーニングに変える。
子どもと鬼ごっこをするだけでも、子どもの運動能力向上+子どもの愛着+自己トレーニングを兼ねることになり、子どもとのコミュニケーションを通じて自身もトレーニングできそうです。
実際に子どもがある程度大きくなってきてからもアスレチックやスポーツなども親の運動不足解消には欠かせないイベントにもなります。だるいから子どもだけに任せておこう・・・。ではなく全員参加型で運動を通じて親自身のメンタルヘルスケアにも努めていきたいものですよね(●´ω`●)

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