【PTA再構築】メリット最大、デメリットを最小に!ビジネス的に考えると?

Hey.なぜ日本にはPTAってのが存在するんダイ?

 子どもたちの学校における生活をよりよいものにするため、学校 運営や学校行事などが円滑に行われるように存在するって言われているね。アメリカではどうなの?

海外にはPTO(Parent Teacher Organization)ってのがあるよ。完全にボランティア。だけど年に4回しかないし、都度、子どもが楽しめるようなイベントを開催するだけダヨ

え?年4回?親同士の会合とか毎月ないの?

イベント前準備の時にあるくらい。日本みたいに、親にとって役に立つかどうかわからないことはしないヨ。朝に旗を持って立つとか、学校行事の肩代わりなんてしないヨ。親だって仕事があるし。そんな暇ないヨ。

た・・たしかに・・・さすが合理化の国・・・。

我が家の子も今年就学しました。それと同時にわんさかやってくるPTA関連書類。
色々手広くやっているなぁ・・とは思うけれど、もはや親御さんも本職級に手間暇かけてやっているのではないか?
と思える行事や集まりもあったりします。

現在はどの家庭も共働き、または専業主婦であっても自己スキルを活かした仕事をしたりなどの人が大半となってきました。
そんな中で様々な仕事が役割分担としてのしかかってくるPTAに参加!となると親の可処分時間は大幅に削られる事になります。

PTAは本来は、
「Parent(保護者)-Teacher(先生) Association(つながり) の頭文字をとったもので、保護者と教職員で構成された社会教育関係団体とされています。 子どもたちの学校における生活がよりよいものになるため、学校 運営や学校行事などが円滑に行う」
と定義されています。

実際にはこの理念と今までのPTA活動には本当に感謝しかありません。まさに相互補助の考え方の原点でもあります。
ただ、令和の時代に入って色々と考え方がそぐわなくなってきています。
そして様々なメディアでもPTA叩きの記事や親側からもクレームに繋がったりします。
本来は感謝されるべき活動を行っているPTA、なぜこういう状況になってしまったのか?について考えてみましょう

目次

①定例化するから辛い

定例化されるのがそもそもあり得ない

冒頭のやり取りでも述べたように、海外の場合(アメリカのPTO)は年に4回の活動に限定。そしてその前後しか活動しません。
当然、朝の旗もち活動や、学校行事の一切の手伝いは「学校の業務」なのでしません。

海外はいたって合理的です。PTOは幅広く存在はしていますが「活動の範囲」は明確化しています。なぜなら海外は「自分たちにとってメリットデメリットがどうなのか?」という点を特に意識しています。そのため、PTOの活動に賛同しなければ絶対に入らないといわれています。アメリカはボランティア意識が強いか、相互のメリットが明確でない限り加入しないといわれています。

さらに海外では共働きも日常化しています。その中で活動するのは年4回でも過酷ですよね。
そのため参加してサポートできない分、年に4回のイベント時にはお金をふんだんに使ってイベントを盛り上げる側にまわるようです。相互補助の在り方は様々ですね。いかにもお祭り好きなアメリカの方々って感じです(⌒∇⌒)

目的が不明瞭な定例会などがまずは多くの親を悩ませるかと思います。ただでさえ「親の可処分時間」が短い現在。
拘束時間の長さが最も親から敬遠される主な理由になるのは間違いなさそうです。

②親のモチベーションが上がりにくい

PTA活動はモチベーションが維持しづらい

子供の活動を下支えしてくれるPTAは本来、称賛されるべき活動であり重要な社会貢献の場でもあります。
一方で、そのサービスを受ける側(親や子供や先生)の感謝の声が届きにくいというのも問題です。
そんな中、自分たちの時間を捧げて活動するという事に億劫になる人も多いのが現状かと思います。
もっと上手に広報をして参加している親御さん、これから参加する親御さんのモチベーションを上げる方法を考えるべきなのかもしれません。その際にはデジタル社会ならではの工夫も盛り込んだり、若い親御さんの独創的な感性で輪を広げていくというものも必要なのかもしれません。PTAではその柔軟さが固まってしまっている・・・

PTAの内情や取り組みや葛藤・・・そういうエピソードを違う形で発信し、親からの共感を得られればPTAの誤解が取れ動き出す人も出てくるかもしれません。

というイメージがあり親側も「古い」「手間暇かかる」「大変」というイメージに直結しているのかもしれません。

③効率が悪い

効率が悪すぎてPTA活動は大嫌い

何よりもこのデジタル社会での旧態依然としたやり方に賛同できない方も多いともいわれています。

✅そもそも全員集まる必要があるのか?この作業を無駄だと思ったことはないのか?
✅このチラシに何の意味がある?
✅この採決のためだけにわざわざ集まったの?
✅この役回り・・いる?
✅ベルマーク?なんでいまだに手計算なの?
✅一度も見直しの無い中身のない活動を見たとたんにこのPTAはダメだと思う

PTAにも広報委員というのも存在しますが、チラシを各家庭に配っても大して反響は大きくありません。
このデジタル社会にアナログで攻めても広報の効果は限定的でもあるからです。
時代に見合った活動に切り替えられていないPTAを見ると、「変えなきゃ」より「終わってる」という印象を持たれ、
より一層PTA離れは加速するものと考えられます。PTA側にも工夫が必要なのは当然で、それができていないPTAほど消える可能性は高いのかもしれません。

例えばPTA主導で業務の省力化や資料作成の手間削減などでICTツールを導入する事例もあります。多少出費が多くなっても親の可処分時間を確保したいという考えから導入先を増やしているという事例がありますね。

CoDMON(コドモン)- 保育・教育施...
公立小学校PTAのコドモン活用事例「PTA主導でコドモンを全校導入へ 連絡アプリで印刷や集計業務が省力化さ... PTA主体でコドモンを導入し、緊急時における学校との連絡手段の強化やPTAお便りのペーパーレス化、アンケート業務の省力化に取り組む公立小学校。コドモンの導入に至った経...

時代に合ったPTAのかじ取りが求められそうですね。

④Give & Takeになってない

Give & takeになっていないからPTAはイヤだ

アメリカの事例にもありましたが、ボランティアでは成り立たないほど今の親御さんたちの生活にはゆとりがなくなってきました。
PTAに参加する前に家庭生活を維持する必要もありますし、日本もより一層「メリット」を考える時代に入ってきたためです。

ここから先は私の勝手な妄想にはなりますが、PTAの拠出金を増やし、業務を効率化して運営委員を減らし、余剰金を協力費としてPTAメンバーに配布して収入源としてもらう・・・ってのはどうなのかなと頭をよぎった事があります。

できない理由が法的ならば仕方がない事ではありますが、PTAは本来そう言う場ではない!という感情的な理由だけなのであれば、
親の理解はさらに得られにくいのかもしれません。

法的に厳しいのならば、PTA拠出金に賛同してくれる方々の費用を少し多めにして、外注して対応という事もあり得ます。
PTAの方々が「お金」「時間」何を重視しているかは個々で異なるかとは思いますが、問題点を改善するという意味で色々と「親側にどういうメリットがあるのか?」の提示を運営側は行っていく必要があるでしょう。

昔のような「相互補助」だけでは維持ができない状況であるのは間違いがなさそうです

⑤まとめると・・・

①役割を担う時間がない 
②活動の意義が分からない 
③デメリットしか見えない 
④PTA会費がもったいない
⑤何の業績にもならない
⑥自分の時間が取れない
⑦古臭い考えのイメージのまま


とまぁ、色々とPTAの文句っぽい事を言ってきましたが、やはりイメージが悪いという「先入観」が先行しすぎな状況でもあります。
それに役員決めは責任の押し付け合いのようなものですので、これまたつらいという印象も持たれている方も多そうです。

しかしメリットは間違いなく存在します。
そのためこれらのデメリットを確実に埋めていき、本来あるべきメリットで覆っていけば「地域にとって重要なコミュニティ」になるのは間違いがないと思っています。

実現可能性の前提は外して「こうだったらPTAの魅力も高まりそうかな?」というのを列挙してみます。

保護者のプロフィールを参考にして、PTAから公式参加オファー(保護者にコンサルタント依頼)
→リクルーターならばこのプロジェクトそのもののアドバイザーになってもらう
→IT系ならPTA活動の効率化とシステム構築を依頼
→広報系ならPTAの良さを分析してもらい、それをPTAの仕組みに導入し活動を広げる
→組織コンサル系ならよりよいPTA組織つくりのコンサルティング
→営業系なら関連組織や行政などに働きかけPTAとの活動連携
→子育て識者ならどうやって子供たちに好かれる行事や場を作るべきかのアドバイザー
→医者なら発達に応じた子供に対するアプローチを医学的に見るためのアドバイザー
→イベント系ならば効率の良い行事運営のためのシステムつくりのアドバイザー
など、実際の業務に携わられている方からのノウハウを頂き、PTAそのものを刷新する

アドバイザーになって頂いた方には保護者の許可を得て謝礼提供(アドバイザー契約必要)
→皆各々の可処分時間を割いてアドバイスをくださったので、PTA会費からの謝礼をご提供する(規定・法的に可能か要吟味)

✅参画者に業績として証明書を発行
→上記参画者にはPTAに尽力いただいた事で「一つの業績」として個々の略歴に加えて頂けるように配慮(実績つくりに寄与)
→この実績が教育機関などで重宝されるようになれば・・モチベーションは上がるかも?

✅PTAとパパママさん会を統合
→PTAの一番の魅力は参加者とのコミュニケーション。ママ会やパパ会としても有効活用できている事例を積み上げる
→ママ会やパパ会のオフ会なども一つの重要な行事。それを広報としても周知させる
→PTA活動の良さを「見える化」と「口コミ」化して広げる事で本来のPTAの良さを際立たせる

✅PTAでの斬新な取り組みをクラウドファンディング化(資金集めも)
→子供が少ない、保護者の了解を得られないPTAもあるかと思います。そのため、PTAのbefore→afterを一つのprojectとして資金集めをするという事も一つの手かもしれません。
→このクラウドファンディングも一連の大きな行事。子供たちが参加する事でもリテラシー向上や課外授業の一つともなる
→募集事例は実際にあり、クラウドファンディングも一つの大きな選択肢となりえる

✅今までのPTAの活動を電子書籍化→今後の課題を明確にして次世代に託す
→今までの活動の棚卸をして、保護者の方々に閲覧できるように残す
→今後のPTAの良さと課題を明確化してより良い親子参画の場の提言として活用
→収益はPTA会費として補填

これらはあくまで理想論ですが、上記の内容をPTAメンバーでALL for ONEの精神で創り上げられれば、ものすごいモチベーションや組織改革の意義の風も吹くかと思います。ひょっとしたら参画して「PTAの場で学びたい!」「PTAから次のビジネスへ」という道も切り拓かれても違和感はありません。

ただこれらの事を成し遂げるとなるとそれに見合った時間と労力が必要になります。
だからこそ上記の事を成し遂げた方には行政や学校や保護者から表彰されて然るべきですし、もっと称賛されるべきだとも思えます。

ぜひ、双方の学びの場となるようなPTAに変貌を遂げ、それを見ている子供達も夢を持てるような課外活動の場になればおもしろうそうだな・・と勝手に妄想しております(笑)

今活用できるツールを全面駆使して、旧態依然としたPTAに「新風」を吹き込ませる事こそ重要なのだと感じます。

著:大塚 玲子, イラスト:おぐら なおみ
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この記事を書いた人

海外での子育て事情や科学論文などから日本の育児に行かせる内容を情報共有していきます。自分の子が発達特性持ちなので、発達障害関連の話題も盛り込むかと思います。

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