日本人に足りなさすぎる栄養素【子供のASDのリスクも高める?】

なんかすごい結果が論文化されていたんだけど・・・。

What? なになに?

東京都の健康診断の結果で「圧倒的に足りない栄養素」がみつかったんだって。

ええ?どれくらい?

健康診断を受けた約5500人中、98%で基準値以下だった栄養素があったんだって・・・(驚愕)

What’s!!?? びっくりしすぎて、こっち側に表示されちゃったヨ

その報告はね・・・(本編にうつりマース)

飽食の日本。基本的には飢える事のない日本において、その中でも不足している栄養素があるというのはご存じですか?

とある論文で見かける前までは、あまり意識する事がなかった栄養素・・・(私がもぐりなだけ?)

それは・・・「ビタミンD」

いやいや、皆様すでにご存じであれば素晴らしい事です。
しかし、私の中で、最近見た論文の中では結構インパクトが高い報告だった一つがありましたので共有したいと思います。

東京慈恵医科大学の臨床検査部からの報告を引用しています。
(引用)Determination of a Serum 25-Hydroxyvitamin D Reference Ranges in Japanese Adults Using Fully Automated Liquid Chromatography–Tandem Mass Spectrometry
【The Journal of Nutrition Volume 153, Issue 4, April 2023, Pages 1253-1264】https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0022316623055876?via%3Dihub

その驚愕の内容とは・・・。

結論から先に述べますと、

東京都民の大多数の女性でビタミンD欠乏の可能性が高いという結果になっていたことです。

この論文では、東京都内で健康診断を受けた5518名の参加者の98%で、
タミンD2が基準値を下回る濃度 (<30 ng/mL) であったとの事です。
それも女性で顕著であったという結果になっています。

なんでこのようなことになったのでしょうか?

健康診断を受けた方の98%って・・ほぼすべての人ってことじゃないですか・・・。
今回は東京都の身の報告でしたが、日本全体でも十分に考えられることでもあります。

どうしてこういう結果になってしまっているのか?詳しく見て行ってみましょう

目次

なぜ?ビタミンD欠乏が引き起こされる原因とは?

ビタミンDは主に食物摂取と日照による紫外線を受けて人体で生成されるビタミンとされています。
ビタミンDが欠乏する理由としては、上記の2点によるビタミン生成が滞っていることが原因と考えられます。

まずビタミンDはビタミンD2からD7まで存在するといわれています。
このうちビタミンD4~D7は食品にはほとんど含まれていない上に、栄養素としての活性が低いため、主にビタミンD2とD3が重要になるといわれています。

前述の論文も、ビタミンD3に着目しており、その欠乏症について触れているものでもありました。
ビタミンD3は人の皮膚に紫外線が当たる事により活性化型のビタミンに変化し栄養素として機能する事が知られています。
つまり、陽の光に含まれる「紫外線」が極めて大事になるという事になりますね。

適度な日光浴がビタミンD3生成で重要


昨今の美容の観点から紫外線は天敵!といわれがちではありますが、皮肉にもこの紫外線がビタミンDにとって重要であるという事になります。しかも、このビタミンDが欠乏すると、皮膚を強くすると共に体内の水分が蒸発するのを防ぎ、保湿に寄与する点や大気中の汚れや細菌や活性酸素から皮膚を護ってくれる機能があります。

最近は、子どもも大人でもインフルエンザやRSウィルス罹患が増えてきています。皮膚バリアの機能低下や免疫機能の低下などに伴い感染症に罹患しやすくなっています。ひょっとするとビタミンD群の枯渇が主な原因になっている可能性もあります。
特に子供においてはCOVID-19環境下では外で遊ぶよりも屋内で過ごす期間が長かったこともあります。長期的に見て免疫バリアが低下していることなども一つの要因ではないかとも考えられています。

感染症週報 RSウィルスやインフルエンザが流行している

【引用】https://medical-tribune.co.jp/rensai/2023/0613556971/

ビタミンD欠乏によって引き起こされる症状は?

ビタミンDが欠乏することによって引き起こされる疾患は何か?
成人においては、副甲状腺機能低下症、慢性腎機能低下、免疫機能低下、骨軟化症、がん、認知症、糖尿病やうつ病など
小児においては、くる病(小児期に骨が軟化)、免疫機能低下、ASDなどの脳発達の遺伝要因(妊婦のビタミンD欠乏)
等が考えられます。

さらにビタミンDはカルシウムの吸収を助ける作用がありますので、骨の形成や皮膚の新陳代謝には欠かせない栄養素です。
肌を気にしている女性においてビタミンDが欠乏しているという結果は辛いものがありますね。

さらにビタミンDが不足すると、上述の低カルシウム血症を引き起こすことにより、脳への影響も生じやすくなる事で抑うつ症状などを呈する事が言われています。昨今の女性もメンタルヘルスの諸問題を抱えやすくなっており、ひょっとすると関連している可能性もあったりするかもしれません。

また、後ほど詳しく述べますが、妊婦の場合はビタミンD欠乏症は、生まれてくる子供においてのASD(自閉症スペクトラム障害)のリスク因子にもなるといわれています。(引用)https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27895322/

このように様々な面で日常生活に影響を及ぼす可能性が示唆されています。

ビタミンDを補給するには?

今の時代は紫外線対策の一環で過度な紫外線防御の認識が進んでしまい、ビタミンD生成に十分な紫外線量を保てないという問題も生じています。女性においては特にこの点がビタミンD不足を助長しているとも考えられます。

本来は食材や日光浴でビタミンDを補いたいところではありますが、それが難しい場合は食事に加えてサプリメントで補充という事も念頭においてもよいかもしれません。今の現代人はとにかくビタミンDが圧倒的に足りていません。
生体利用率は食材よりも下がるかもしれませんが、サプリメントで補うだけでも一つの防衛策にはなるでしょう。

また、食生活においては、ビタミンD2としてキノコ類や魚介類や卵類や乳製品、きくらげに多く含まれています。

キノコには豊富なビタミンD2が含まれている


特にしいたけは含有率が高いとされており、積極的に採りたい食材でもあります。

食生活の変化に伴い、これらの食材から遠のいてしまっている点も見過ごせない点かと思います。
ビタミンD2は主に食材から取る事になります。
日光によるビタミンD3に加えて、食材のビタミンD2と、ビタミン群の中でも重要なこの2種類を補う事は現代人として重要になると考えられます。

意外と知られていない発達障害とビタミンDの関係

実は意外と知られていませんが、ビタミンDの補充は妊婦にとっても重要であるという報告が出ています。
2018年に開示された論文ですが、辞世賞スペクトラム症候群(ASD)発症と妊婦のビタミンD欠乏症が相関していたという報告も出ています。

ビタミンD欠乏症がASD(自閉症スペクトラム症)のリスク

この報告はASDのリスクファクターの研究で、妊娠中のビタミンD欠乏症と6歳までの自閉症関連特性との関連性が、母親とその子どもの大規模な集団ベースのコホート(n=4229)で確認されています。かなり大規模な研究で実証されたという事になっており、かなり大きなインパクトを与えている論文となっています。

ビタミンDは母親の臍帯血から子供に栄養素として供給されることになりますが、これが枯渇していると、ASDのリスク因子の一つとなるかもしれないという事が分かったわけです。もちろんASDのリスクはビタミンD以外にも考えられますが、ビタミンD欠乏症もASDの原因となるリスクと考えると、妊娠期にも意識して補充しておく必要がありそうですね。

妊娠中のビタミンD欠乏症は、安全で安価で入手しやすいサプリメントで容易に予防できるため妊娠期の意識的な接種を検討すべきと論文中でも触れられています。

妊娠期間は外に出る機会も減り日光を浴びる機会も減ってしまいますし、つわりなどで食欲もわきづらく、妊婦は食事バランスも乱れやすくなる可能性があります。この点は工夫してサプリメントとして接種をしていきたいところでもあります。

現代人はとにかくビタミンD不足

我々のライフスタイルが変化することによりクローズアップされつつある「ビタミンD欠乏症」。
美容のためにと回避していた「紫外線」も、食生活が豊かになる事でバランスが乱れる「食生活」もいずれもビタミンDの生成のためには必須となってきます。

一方でビタミンDを過剰摂取をしてしまうと血液中のカルシウム濃度の上昇に伴い、食欲減退、吐き気や疲労感や神経質になるなどの諸症状もでてきます。ビタミンDは脂溶性であるため、体内に過剰摂取をした場合は体内にとどまる懸念もあります。
ですが、ビタミンDを過剰摂取することはよほどでないとあり得ないため、まずは足りない点を補う意識で取り組んでいく事が重要となってくるでしょう。

陽ができ切っていないタイミングでのウォーキングが過度な紫外線にさらされない点やビタミンD生成に有用

おススメなのは、陽が昇り切っていないタイミングでのウォーキング、また食事にキノコ類を加えていくだけでも大きく変わってきます。ですので手の届く範囲から始めていきたいものです。

今日は歩けない、食事でキノコを採れない時にサプリメントで補っていくと効果的かもしれませんね。

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この記事を書いた人

海外での子育て事情や科学論文などから日本の育児に行かせる内容を情報共有していきます。自分の子が発達特性持ちなので、発達障害関連の話題も盛り込むかと思います。

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