令和時代に入り、より一層、男女共働きでお互いに支え合って働いていく時代になってきました。女性の場合、子供が生まれたら乳幼児のケアでしばらくの間、復職をすることが困難になります。その間、旦那さんが育休を取得したり、もしくは専業主婦として子供のケアに専念するのが現状かと思います。しかし、ママさんもこの時期を使って働きたい!何か副業をして家計の足しにしたい!と思われる方も多いかと思います。
一昔前は内職などをして家計の足しにするケースが多くありました。私の母は私が乳幼児の頃、内職で商品の梱包や商品の名入れとか私を背負って近所の家にチラシを配ったりなどの副業をやっていました。しかし、自宅に大量の段ボールが届き、それを捌いて、さらにつ一つの商品を仕上げて、またきれいに梱包しなおして業者に返送するという・・現物ありきの大変な業務。さらに対価は微々たるもので、一つの商品の梱包で0.5円とか1円とかそんな程度・・。かなり厳しい状況でした。
しかし、近年はインターネットの発達によりかなりの収入源を得られる多くの副業を展開されています。
大変便利な時代になってきていますよね。その種類は様々あります・・。
①ブログ+アフィリエイト
②電子書籍出版
③株投資や不動産投資、またはオンラインでデイトレーダー
④SNSを駆使したマネタイズ
⑤youtubeなどの動画配信
などなど、育児休暇や産休のタイミングでも夫婦在宅で様々なアプローチが取れるようになりましたよね。
しかし、最も大きな観点が欠落しています・・。それは「時間が取れない」です。
育児休暇は休みなんてものじゃありません!もはや「戦場」です。
私も半年育児休暇をとって、多少はゆっくりできるかな・・と思いきや!!全く持ってゆっくりできない。
さらには妻は四六時中、子供の夜泣き、乳吐き、授乳対応。授乳時期が終われば食事介助、オムツ交換や入浴、さらには大人用と子供用の食事を分割作成、買い物に洗濯に掃除に・・労働基準法違反クラスに忙しいです。そして・・かすかに残った時間を使って、何かしらのアクションを起こそうと思っても、まるで図ったかのように大泣きでお母さんを呼びつける乳幼児・・。
こんな状況ではまとまった副業の時間を取れないのが現状でもあります。
その中でも、うまく細切れの時間を使って上記の副業をこなされている方も多いかと思います。かといって、睡眠時間を削ってしまうと母子ともに健康面が危ぶまれますので、いかにして日中、効率よく子育てしながら副業をやっていくかが重要になります。
そこで今回は、育児と副業のいいところを取った手法!「語りかけ記事」を紹介したいと思います。
「なんぞそれ・・?「語りかけ育児」と「語りかけ記事」を似させようとしてんの?」と思われる方も多いかと思います。
そうです、それを狙ってます(笑) この言葉は私が勝手に作った造語ですから(;^ω^)
結論から申し上げますと、この方法は「子供を抱っこや寝かしつけをしている間のスキマ時間をスマホやICレコーダーの書きおこし機能を活用し記事やアイデアを作成する」というものです。
先に挙げた数々の副業で、ブログや書籍やSNSなどの基盤となるのは「文章を書く」「記事を書く」という事になります。ただし、常に子供の対応をしていると、手を動かした作業を行えないのは当然ですね。その点を音声書き出し機能で補うというものです。
ではもう一つの「語りかけ」というのはどういう事か?となりますが、それは、0~4歳くらいまでの間の乳幼児期に子供と1対1で向き合って語りかけを行うというものです。この語りかけで母子の愛着形成や言語発達、そして情緒の安定を図る方法です。
実はこの手法はすでに科学的にも確立されており、イギリスのサリーウォード氏が提唱した乳幼児向けの育児方法でもあります。2001年に発売された本ですが、かなり大きな反響を生みベストセラーになった本です。イギリスでも子供達の心と知能の発達に驚くべき効果が立証され、子供の言語能力&知能を確実に伸ばす方法としてイギリス政府が推奨を決定したほどの内容です。
本来の「語りかけ育児」の主体は、1日30分だけでも母親が静かな環境で赤ちゃんの興味に沿って遊んだり、語りかけることで子供の才能を引き出し、コミュニケーション能力をはぐくむ手法となっています。母親が自分にしっかり向き合ってくれているという安心感で赤ちゃんの意欲や自己肯定感を育ててあげられるものともなっています。
もちろん、ちゃんと向き合って1対1のコミュニケーションを行うのが大事です。その上で、赤ちゃんが自分に対峙してくれていると感じながらも親は色々なアイデア出しができるテクニックとしての「副業のための記事作成やアイデア出しなどの実行方法」もあるのでその具体例を紹介したいと思います。
それは、スマホやICレコーダーの「音声からの文字起こし機能」を使って、記事のたたき台やアイデア出しを行うという方法です。
これはスマホならばメモなどの簡易アプリでもできますが、私の場合はNottaを使っています。アプリは色々ありますので、自分の感覚に合ったものを探すとよいかと思います。
私や妻はi-phoneでメモの書き出しをやったりしていましたが途中で止まっていたりうまくいかないケースも時々ありました。
そのためちょっと値は張りますが、録音、書き出し、クラウド保存まで一気に行うICレコーダーもアリかと思います。自分自身の声を拾う点では多少の誤字はあったとしても十分活用できるアイテムです。復職時にはリモート会議などでの議事録作成でも使えますので便利です。ポケットサイズなので育児期間やリモートワークでも使えるのでお勧めです。
それではここから具体的にどういう細切れ時間の使い方があるのか紹介いたします。
【ジャンル別の時間活用方法:目次】
①子供を抱っこして寝かしつける間の時間
②子供を抱っこやおんぶして家事をしている時間
③子供を連れて移動中の間の時間
④子供を夜寝かしつける間の時間
⑤最後に:子供における意外な効果が!!
①子供を抱っこして寝かしつける間の時間
ここでのコツは、スマホやICレコーダーを声が届くところに置いておいて、赤ちゃんは携帯の方を向かないように内側にだっこする。そして抱っこねんねさせるタイミングの時に音声書き出しをOnにして使うというイメージです。録音内容は、できるだけ人とアイデア出しをしているような感じで赤ちゃんに語りかけるようにしてみて下さい。そう!赤ちゃんとアイデア会議しているような感じです。
赤ちゃんの目を見て、頭をなでたり、背中をトントンしながら、優しい声で語りかけるようにしてみて下さい。
「●●ちゃん、××のレシピ考えてみたんだけどどうかな?あれなら材料を××に変えるだけでかなりの時短になりそうなんだよね。でも栄養価は保ててるし、子供の離乳食にも使えそうだし、作り置きもできるから重宝しそうなんだよね。どう思う?食べてくれる?あ、それか・・あの材料もいいかも、合わせたらもっといいレシピになるかも、それを記事にしよ」
「●●ちゃん、ママね、今度の本、××について書こうと思ってるんだー。でもね、ちょっと難しい内容だからわかりやすく表現していかないといけないと思ってるの。大体読む対象は新社会人の一般人対象になるから、専門用語はあんまり使わない方がいいと思ってるんだ。どんな表現にしていこうかな?××っていう表現だと柔らかくていいかも。それに最近若者言葉でも流行ってたしいいキーワードかもね。後でちょっと調べてみましょ」
などなどです。機械的に文章をボイスレコーダーに入れるように早口でペラペラ語ってしまうと赤ちゃんもびっくりするかもしれませんのでご注意ください。穏やかな口調で、ふわっとしたイメージで赤ちゃんと相談事をしているような感じで音声を出しましょう。
おそらくこのやり取りで子供は安心して眠りにつくと思います。そして昼寝をしている間に家事や記事作成やアイデア出ししておいたリサーチに時間を当てるのもよいかもしれませんね。
ここでのポイントは、手で携帯を持たない事です。
手に携帯を持つと、気を取られて赤ちゃんから視線が外れますし、携帯を赤ちゃんに近づけすぎる事にもなってしまいます。
②子供を抱っこやおんぶして家事をしている時間
この時は語りかけというよりかは作業をしながらの語りかけになるので、少し早めの口調で記事のアイデアだしや書きおこしなどに使える時間になるかと思います。実際に私の妻も、子供をおんぶしながらスラスラとボイスレコーダーに記事案をまとめていたりしました。赤ちゃんはおんぶされながら「ふーん」と聴いていたりもするかもしれません。歌うように記事の音声出しができたら最高かもですね(笑)
この状況で赤ちゃんが泣き止まない場合は、バウンサーを使ったり、音楽を流したりしているかもしれません。ICレコーダーならば外界のノイズをシャットアウトしてくれますし、最近のi-phoneなどでも声だけを認識してクリアカットに書き出してくれるので結構便利です。家事や料理をしているときはまとまった時間となりますので、この時間に具体的な構想や記事のアウトラインを書き起こしておけば後での作業が相当楽になります。
③子供を連れて移動中の間の時間
子供を連れてのお散歩中に、ちょっとしたアイデアがあればスマホにメモする代わりに、スマホの書き出し機能やICレコーダーですぐに入力すると、最短で記録することができます。お散歩中、周りに人がいても、一言位なら声を出して入力してもおかしくありませんし、ベビーカーを押しながらならば、少し話していても、子供に話しかけているのかな?と感じるので、少し程度の発語も問題はないかと思います。(ただし運転の際の利用は危険ですのでやめましょう)
長々と話しているとちょっと微妙ですので、この時間帯の活用はぱっと思いついたアイデアを記録する程度がちょうどよいでしょう。
④子供を夜寝かしつける間の時間
一日の中で最もてこずるのがこの時間帯です。この時間は絵本の読み聞かせを行って寝かしつけるのが普通かもしれませんが、本を読んでもキャッキャキャッキャ言って寝静まらない時は、①で行ったような子供に語りかけるアイデア出しを行ってみましょう。
寝かしつけの一番つらいところは、他にもやらなければならない事が多いというのに全く寝てくれない・・というように、この時間を親側も「無駄」と感じてしまうところにあるのかもしれません。なので、親も「なんで早く寝てくれないの?」「他にもやる事がたくさんあるのに!」「この子大丈夫かしら・・」「眠くなるまでおこしとこうかしら」とストレスを感じてしまう事もあるかと思います。
この時間を有意義に使うためにも、寝かしつけの本を読んだ後には、赤ちゃんに相談に乗ってもらう「アイデア出し」の時間を再活用できるタイミングかもしれません。
子供のお腹や背中をトントン・・としながら、ゆったりと優しい声で、
「ママね、落ち着いたら●●をやってみようと思うんだ。●●するためには××を勉強しなきゃいけないから今のうちに準備しとかなきゃいけないなぁ。なんで●●をやってみたいと思ったのかというとね・・」
「今度ね、●●についての記事を書こうと思うの。その時には××について調べなきゃいけないし、△△も見とかないといけないのよね。まず最初にこれ書いて・・そこに紐づくように解説を入れて、商品はこれを付ければわかりやすいかな・・」
「今注目されている言葉にね、××っていうのがあってね、それに合わせて、●●を組み合わせてみたら面白いと思うの。まずはこの組み合わせで誰かがやってるか調べてみて・・。なければチャレンジしよう。それ以外にもこの組み合わせ面白いかも!」
と自分会議でもしているような・・けど、赤ちゃんに語りかけているような・・。
そんな感じで親側も集中して、脇にICレコーダーを置いておけば、記録を残せますし、ストレスも少なく子供の寝かしつけの時間を過ごせるかもしれません。(仮に寝落ちしたとしてもその時のキーワードなどを記録して残せていますので重宝します)
⑤最後に:子供における意外な効果が!!
「乳幼児の面倒を見ている間の細切れの時間を使って、いかに効率よく記事の下書きやアイデア出しを行うか?」というところにフォーカスして紹介しました。
では、親からこれだけの「語りかけ」をされた子供にはいったいどういう変化が現れるでしょうか?
まず、我が家の場合ですが、ちょうど子供が乳幼児の間に妻も学術論文を書く必要があり、子育てをしながら論文を書いてました。その際に、娘に上記で述べたような語りかけをしながら、自身のアイデアや構想を練っていました。
そのおかげもあってか、我が子は多動性注意血管障害(ADHD)の傾向が強いですが、その疾患に負けない位の「語彙力」を身に着けていました。語彙の目安は定型発達で24か月時点で200~300語、30か月時点で400~500語くらいですが、それを凌ぐほどの語彙力でした。言葉一つ一つの使い方も大体あってますし、3歳児の時にはすでに状況に合わせて使い分けもできるようになっていたのは驚きでした。(ただ空間把握などが弱く発達に凹凸がありますが)
あくまでも自身のケースと、子供の発達特性による所がありますので一概には言えないところはあります。ですが、少なくとも、妻がこの期間に多用していた言葉「統計(とうけい)」「論文(ろんぶん)」とかいう言葉を知っていましたので、この時期の言葉は子供の記憶に残っていたのは確かです。このおかげもあってか、例え方が独特で保育園や幼稚園でも目立つ存在でしたし、口喧嘩がやたらと強かったです(いいことなのか・・?)
とにかく、親からの言語のシャワーを浴びていたためか、子供にとっても言語力の強化に繋がったのではないかと考えています。
そこでその根拠となる報告があるのかについても調べてみました。
乳幼児期の親からの語りかけが、言語発達にどういう影響を及ぼすのかという報告についてでたくさん出ています。
有名な論文としては
①The relation of input factors to lexical learning by bilingual infants
ドイツからの報告で、乳幼児が英語とスペイン語の同時習得する際に重要な因子は親からの話しかけの量や質、言語間の類似性
②Parental Language Input and Children’s Vocabulary Development: A Meta-Analysis
親からの言語入力と子どもの語彙発達との関係についてメタ分析した論文。親から受ける言語入力は子どもの語彙発達に正の効果を及ぼす。
などの研究ですでに明らかになっています。つまり語りかけ育児として親からの言語シャワーは効果的であるとされています。
一方で、ただ「言語」にさらしていたらいいのかについてはこのような観点もあります。
「子供の言葉の発達とメディア」:日本小児耳鼻咽喉科学会2016 :37(3):286-289
最近はツールも発達し、スマホやテレビやゲームに子守をしてもらう家庭もあるのかもしれませんが、当然のことながら生後1歳など早期のテレビ視聴は接触時間と理解語彙と身振り手振りに負の相関がみられたが、外遊びや絵本読みの時間を増やすとこの相関はみられなくなった。またテレビ接触の長い乳幼児では語彙が少ないことが明らかになったとされています
テレビを通しての認知と、親が接触しての認知は別物です。また映像有意になりますのでテレビで使われている言語が子供に入っているわけではありません。さらに映像刺激が過多になると、子供の脳も混乱してしまい認知機能の低下に繋がる可能性もあります。
子供の混乱を避けるためにも自然で安心できる状態を作った上で、親からの語りかけを通じて、良い刺激を入れて言語発達を促してあげたいものです。その際には、パパの夢、ママの夢、それを子供と語り合い、副業の際の新たな表現や記事作成、アイデアを共に考える時間として双方の学びの場として使えればよいですね。
子育て期間の記事のライティングは、子供に語りかけた「優しい言葉」、「ぬくもりのある表現」で構成された心温まる記事がたくさんできる事かと思います(⌒∇⌒)
育児家事仕事は本当に大変です。夫婦ともに支え合って頑張っていきたいものです。
そんな中、的確にママの気持ちを歌ってくれている曲がありました。
頑張るママパパの応援ソングとして、そして子育てをしながらライターで頑張る皆様への応援ソングとして紹介させてください。
皆様の家事育児仕事副業を応援いたします!!
高性能でかつ、書きおこし機能がありクラウドでパソコンとデータ共有できる機器も、パパからママ、もしくは育休を取って頑張ってくれているパパにママからの贈り物で双方のアイデア出しに貢献してくれるかもしれません
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